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釜石医師会報

No.292 平成22年10月号

毛越寺曲水の秋

奈良、平安の時代に天皇や関白が遣り水に詠じた歌を杯に乗せて流す宴、曲水の宴を催した。かつて東北の地で権勢と栄華を誇った平泉の藤原氏も毛越寺で曲水の宴を催していたと思われる。源頼朝により滅ぼされた藤原氏の残した遣り水の溝周辺には訪れた秋の色を見つけた。

釜石のぞみ病院 小笠原 和法

巻頭言

「釜石医師会のアッパレ!」
道又 衛

平成22年8月22日県医師会野球大会が終わりました。結果は第3位でしたが、我が釜石医師会チームは充実した1日を終えた満足感ででした。新加入の選手(県立釜石病院勤務)の大活躍とベテラン選手の活躍があり、ベンチも応援団も笑顔が沢山見られました。

この楽しい雰囲気を作ってくれた第1の演出者は、なんといっても長年にわたってエースの座を目指し、日々努力を続けてきた、遂に大輪の花を咲かせてくれた土肥選手(国立釜石病院院長)でしょう。今シーズンの好調さをアピールし、エースの堀選手(釜石医師会副会長)の年齢を労り、先発完投能力を監督コーチら首脳陣(県立大槌病院院長、釜石医師会長等)に訴え、遂に第2戦の先発を勝ち取り、我々を決勝トーナメントへと導いてくれました。ベンチの中や応援団の間から、土肥選手の一挙手一投足に思わず笑い声や歓声が上がり、幸楼のきれいどころから思わず「可愛い!」の声も。最高に楽しいエンタテイメントを味合わせてくれました。

第2の演出者は新加入の選手たちでしょう。野球経験者もおりましたが、ほとんど未経験者もおり、その野球とは無縁のような選手から、イチローばりのヒットやクリーンヒットも出て打線に火が付き、勢いがとまらず走りに走り、点数の山が築かれて行きました。次第に守備の連携も取れていき、ファインプレーも続出でした。終了後の懇親会も釜石医師会のメンバーが席に着くと、釜石に在籍していた先生方が集まりだし、そこかしこで椅子を引き寄せて、互いのプレーやら仕事の話などで盛り上がっていました。その一角は和やかで賑わいに満ちていました。

さて最後に釜石医師会名物の慰労会です。今年度は事務の野田さんのすばらしい編集のDVD(釜石医師会ホームページ上の医師会ブログにスライドショーあり)を見ながらあのプレー、このプレーと大いに盛り上がり、大量の笑いと掛け声とともに、やはり大量のお酒も消費されていました。

こんな勤務医と開業医が和気藹々と協力し合いながら、地域医療を守っている釜石医師会は、COOL!

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