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釜石医師会報

No.360 令和4年6月号

東北農業研究センター内の菜の花畑

盛岡の厨川にある東北農業研究センター内にある菜の花畑の一般公開はコロナ禍でしばらく中止されていましたが3年ぶりに今年5月15日の1日のみ公開されました。残雪の岩手山を背景に菜の花が満開で黄色い絨毯が広がり天気もよくたくさんの人が訪れていました。

小笠原内科クリニック 小笠原 善郎

巻頭言

マスク論?
神林医院 神林 敦彦

ウィズコロナとなりつつ現在、脱マスク論が盛んにおこなわれております。
マスク生活がすっかり板についた日々を送っていますが、暑い季節になってくると早く外せる生活になってくれたらとも思う毎日です。
医師会長氏の「コロナ下ではマスクを外す生活はない」と言うような発言の後様々な発言が行われており、現在は「屋外で距離が保たれているなら外してよい」と言う方向で落ち着いている様です。
精神科医の和田秀樹医師は「日本人はマスク依存症に陥っている」と看破しマスクの悪影響に警笛をならしています。特にも子どもたちへの影響を心配しており乳児や幼児は母親の表情を見えにくくして心の発達に影響を及ぼすことに注意を促しているようです。又就学児童に対するマスクの使用は二転三転し学校現場では対応に苦慮している報道もよく目にします。給食の黙食や運動時、熱中症対策でのマスクを外す指導が出ていますが、なかなか本格的な脱マスクにはまだまだ時間がかかりそうです。
マスクはコロナウイルス予防には限定的であり完全に防ぐものではないと誰もが認識しているところです。
国民性もあると思いますが、マスクは義務ではないにもかかわらず真面目に対応している私達、マスクをしてないと白い目で見られるではないかとやはりどこか後ろめたさ・・・早くコロナ以前の状況に戻していけるよう関係各所が国民に分かりやすく発信してもらう必要があるのではないかと思うこの頃、何時になればそんな事もあったと思える生活になるでしょうか・・・

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