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釜石医師会報

No.358 令和4年1月号

虎舞

 釜石市青葉通りにある虎舞のオブジェです。
 平成20年の青葉通りの改修まで「とらまいふんすい」として市民に親しまれてきました。
 改修後もこの虎舞のオブジェは整備された青葉通りの一角に飾られています。東日本大震災では津波の被害にあいましたが、修理され元の位置で力強い姿を見せてくれています。
 寅年の2022年。虎の舞う釜石・大槌で、市民・町民の皆さまにとって良い年となりますように。

巻頭言

年頭所感
釜石医師会 会長 小泉 嘉明

 新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、御家族共々健やかにお過ごしのことと思います。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、一昨年以来猛威を振るっているコロナウイルスは今年もまた我々の前に立ちふさがっています。昨年末には東北で初めてのオミクロン株が釜石で発生するも、コントロールが上手に行き事なきを得ています。しかし東京・大阪では市中感染が徐々に拡大し、早晩我々の地域にも第6波として来襲してくることは想像するに難くありません。しかし我々には今まで培ってきた、行政、医師会、保健所相互の強い絆を持って、必ずや今回の変異ウイルスであるオミクロン株も撃退できると確信しております。
 また、感染症と併せて釜石・大槌地域の自然に異変の出現が認められています。地球温暖化による海の温度変化による海産物の激減、また、鹿の大量発生による山枯れ等の自然の変化が、我々の生活にもたらす大きな変化に対する対応、子どもの出生数の激減に対する対応など地域の底力として、全力をあげ数々の問題に対応することが必要と考えます。
 地域がONE TEAMとなり前進し、医師会として全面的に協力し邁進していく姿勢が求められています。頑張りましょう!!

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