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釜石医師会報

No.353 令和3年4月号

カルカソンヌ「欧州最古の城塞都市」

コロナ騒ぎの前年の7月に夏休みの海外旅行を計画したがどこもいっぱい。キャンセル待ちで希望する日程にあう南フランスのツアーに参加。
 旅行当日更にキャンセルあり夫婦2組の参加者だけ。夜中に南フランス南西部にある世界遺産のライトアップされた中世の城塞都市カルカソンヌに到着。ホテルは城塞の中にあり車での移動はできず、城壁の門を通り狭い坂道の路地を人混みをかき分けながら進み到着。写真は城壁から塔を撮った写真ですが奥に見えるのはホテルの敷地のガーデンです。ここでディナーを食べ、夕日と塔を背景に反対側からも写真を撮っています。
 この城塞都市カルカソンヌはフランスではモン・サン=ミシェルに次ぐ観光地で『カルカソンヌを見ずして死ぬな』と言われるくらいの人気のスポットなのだそうです。
ツアーガイドさんから旅行中に聞き勉強しました。

 堀耳鼻咽喉科眼科医院 堀 晃

巻頭言

有事の危機管理対策
道又 衛

 木村盛世氏の著書「新型コロナ、本当のところどれだけ問題なのか」には、2000年、感染症対策を国家の危機管理として捉える流れから、アメリカの連邦緊急事態管理庁の危機管理官が来日し、日本の現状を視察して多くの提言を行った結果、緊急事態となれば、内閣官房などが主体となって「官邸対策室」が設置され、有事の種類、事態などによって主幹する省府庁が決定されることになっていた。又、2017年には「保健医療分野の重要施策を一元的に推進するための統括的役割」を担う目的で、「医務技官」が設置されている。これは新型コロナウィルスのような健康危機管理に対応すべく作られたポストなのだそうです。
 このように対策は講じられて来たようですが、いざ新型コロナ感染症の流行により、不安をあおるばかりのメディアや専門家諸氏の意見に不安を募らせる国民を、落ち着かせ納得させるような政府の責任者の話が、どんどん出されていれば、政府を信頼して安心安全な暮らしを送ることができたのではないか。この国家の危機に対して、先述した危機管理対策室、医務技官などが、医療の専門家や政治経済の専門家を束ねて、一貫した提言を発表する前面に出ることで、現在起きている混乱状態を回避できたのではと思います。災害での対応はこれまでの大災害を教訓として早期に対応できてきました。感染症における国家の危機に際しても、今回の危機に対する対応を十分にしっかりと検証し、危機管理体制を整える必要があります。

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