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釜石医師会報

No.347 令和2年4月号

スイスマッターホルン ツェルマットから

 昨年のお盆休みに初めてスイス旅行に行ってきました。マッターホルン山麓にある標高1620mの町ツェルマットに宿泊。環境保全のため電気自動車のみ走行しています。
 長い間、太陽に晒されて焦げ茶色になったカラマツの木造の家とその後方にマッターホルンがそびえておりアルプスの国スイスらしい一枚が撮れました。

小笠原内科クリニック 小笠原 善郎

巻頭言

新型コロナ
道又内科小児科クリニック 道又 衛

 新型コロナ感染症が世界中で流行しており、いわゆるパンデミックの状態となっており、世界中の医療従事者が疲弊して、感染し死亡している状況が続いている。医療崩壊が起きようとしている中で、必死になって踏ん張っている姿が時折テレビで見られる。中国武漢での医療スタッフの悲鳴や怒号。イタリア・スペインでは退職した医師や医学生まで診療に従事するような状態だ。イギリスでも同様な状況であり、アメリカのニューヨークでも悲惨な状況が続いている。
 日本では、当初より新型コロナの検査を限定して行ってきた、内外から多くの非難があったが、3月下旬までは爆発的な感染の増大は起きていなかった。もともと先進国の中でもICUのベッド数が少なくレスピレーターを使える医師の数も少なく、その中で、できるだけ緩やかな感染者数の推移を目指した方針だった。
 ここにきて大都市を中心に感染者数の増加が急激に増えてきており医療界からは、医療崩壊を招きかねない非常事態であると提言している。
 新型コロナウイルス感染の抑え込みがある程度奏功しているのが、強権を発動できる独裁的な国家が目立っている。危機に際しての民主主義(人権の尊重)国家の強権発動の遅れが感染の蔓延を助長させているようにも思える。
 現在執っている日本の対処法が正しかったのかどうか、これからの規律を重んじる日本国民一人一人の行動にかかっている。
 フェイスブックで見た一文が心に残ります。「寝ているだけで世界を平和にできます。」不要な外出を避けて家庭生活を楽しみましょう。世界の医療従事者に安らぎの時が来ることを願っております。

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